他来了、請閉眼 Love me, if you dare 第2話 あらすじ

     05,2015 21:05
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    原題:他来了、請閉眼 Love me, if you dare
    英題:Love me, if you dare

    制作 : 侯鴻亮
    監督 : 張開宙
    主演 : 霍建華(ウォレス・フォ)/ 馬思純(マ・スチュン)/
        張魯一(チャン・ルーイー) / 王凱(ワン・カイ)


    どうもみなさまこんにちは!
    響です。ごきげんよう。


    他来了、第2話の、あんまり粗くないあらすじです、、。


    時間がないから、
    短くまとめたのが
    読みたいんです



    という方には向きません。ご注意ください(。・ω・)



    いや、わたしもさらっと仕上げたいんですが、

    当初の予定では、あらすじ+レビューで1記事、
    3スクロールくらいでいけるはずだったんですが、
    結局長く。。。(-_-)


    翻訳と同じくらい時間がかかってたら、
    あらすじにしてる意味がなーい!!(凹)

    ざっくり訳してからまとめてるから
    いけないんですかね……。

    ワンスクロールくらいでまとめてる人を
    本当に尊敬します。


    まあ、内容がサスペンスなので、あんまり端折ると
    話がわからんというのもあるんですが。


    でも、普段は記事みっつに分けるところを、
    今回、1個 2個にまとめてるので、

    私なりに努力はしてるんですよ~!(涙)


    というわけで、苦情は受け付けません!!(強気)



    長文、どんとこーい!!



    な方、ささ、ずずいっと先へお進みください(。・ω・)ノ



    あ、レビューはもう書き上がってるんですが、
    記事を分けたら手直しが発生したので、明日アップします。


    その後、花千骨です。
    週末のどっちかにはアップしたいですが、
    土曜日、お出かけなので、、どうかな~。


    お待たせして本当にすみません。
    (え? 誰も待ってない? それなら気が楽なような、それも淋しいような・笑)


    いや、師父&姐姐ファンのみなさまは待っててくださるはず!
    よろしくお願いします☆






    ++++++++++++++++++++





    嵐の翌朝、一階へ降りてきた薄靳言(ボ・ジンヤン)。

    書斎を確認するが、簡瑶(ジャン・ヤオ)の姿は既になかった。

    キッチンに入り、冷凍庫を確認した彼は
    おもむろに傅子遇(フ・ジユウ)に電話をかけた。


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    廃ビルでサバイバルゲームに勤しんでいた
    傅子遇は、おまえから電話をかけてくるなんて、
    太陽が西から登ったのか?と驚く。

    薄靳言が、家が停電だと告げると、
    市街の電力が一部ダウンしているのに、
    停電がそんなに驚くようなことかと呆れる。

    「冷凍庫の魚はどうなる」

    「知るか! 俺はおまえの母親じゃない」
    「魚が欲しかったら、自分で買いに行け!」

    傅子遇は、そう言うとブチっと電話を切った。


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    「ついに、やつより先に電話を切ってやった」
    「実にいい気分だ!」

    ご満悦の表情で再びゲームに戻った傅子遇
    だったが、次の瞬間、敵方の銃撃を浴び、
    あえなく死亡ランプが点灯。

    あまりのことに魂が抜ける傅子遇。







    簡瑶は、母親と一緒に、街を歩いていた。

    母曰く、父の同僚だった王さんが、
    魚市場で魚を売っているのだと言う。

    いつも行くたびに、一番いい魚をくれるので、
    商売に協力しないとね、と話す。

    大きな倉庫のような建物の中には、生鮮食品を
    扱う店が、いくつもひしめきあって並んでいる。

    母が、そのうちのひとつに声をかけると、
    主人が笑顔で歓迎してくれる。


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    母が、うちの長女よ、と簡瑶を紹介すると、
    店の主人は、大きくなったなあ、分からなかったよ、と笑った。

    そして後ろで遊んでいた息子、小金(シャオ・ジン)を
    紹介し、田舎から出てきたばかりだと説明する。

    息子に、おばさんとお姉さんに挨拶しろと促し、
    少年は早口で挨拶したものの、すぐに
    はにかんだように後ろを向いてしまう。


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    まったくこいつときたら、毎日遊んでばかりで
    勉強しやしないと、笑いながら愚痴をこぼす。







    一方、死亡フラグが立ち、ゲームから
    戦線離脱したため手持ち無沙汰になった
    傅子遇は、おもむろに携帯を取り出した。


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    彼が電話をかけた相手は、簡瑶だった。

    「傅先生」と礼儀正しく電話に出た簡瑶に、
    傅子遇は、水臭いな、子遇と呼んでくれと訴える。

    何の用かと用件を尋ねた簡瑶に、傅子遇は説明した。

    「えーっと、つまりこうだ、山道を降りて
     北へ向かうと、魚市場があるんだけど、
     知ってるかな?」

    簡瑶は驚き、傅先生、なぜいま私が
    そこにいるのを知っているんですかと尋ねる。

    傅子遇は、だからただ子遇とだけ呼んでくれ、
    と繰り返してから、唐突に目を見開いた。


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    「?! いまそこにいるのか??」

    「はい」

    「素晴らしい!」

    つまりね、と傅子遇が説明する。

    薄靳言は偏食で、特に魚が好きなのだが、
    停電のために魚を切らしてしまっていると。

    簡瑶が、わかりました、彼の家に行く時、
    魚を持って行きますと伝えると、傅子遇は、
    ありがたいが、一匹じゃ足りないという。

    彼は魚を大量に消費するので、、
    ケースで買って、持って行ってやってくれと頼む。

    話を聞いた簡瑶は、背後で母とやりとりしている
    店主を振り返り、配達はしているかと聞く。

    どこへ?と聞き返された簡瑶が、半山の簿家の
    別荘だと答えると、一瞬、店主の動きが止まり、
    表情が強張った。


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    そして、友達か?と聞く。

    簡瑶が頷くと、店主は一瞬ためらうそぶりを
    見せたものの、簡瑶の友達ならと引き受けてくれた。

    息子に配達させる、毎日でもかまわんよと。

    当の小金は、店主の後ろで一心に
    ゲームに没頭している。

    簡瑶は礼を言うと、電話に戻った。

    魚は新鮮なほうがいいから、一日おきに二匹ずつ
    配達してもらうよう手配したと伝える。

    傅子遇は安堵し、君が薄靳言の世話を
    してくれていれば安心だと笑った。







    再び薄靳言の別荘にやってきた簡瑶は、
    書斎に入り机に向かうと、今日の分の原稿を手に取った。

    すると、中に「簡瑶嬢へ」と書かれた紙が
    挟まれているのを見つける。


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    紙に書かれた矢印の方角を振り返ると、
    そこに、筒状の収納ケースが置かれており、
    中を見ると、釣竿が入っている。

    簡瑶が驚いていると、携帯が鳴った。
    傅子遇からだった。

    パラグライダーで空を飛んでいる最中だった
    傅子遇は、ほとんど叫ぶように言った。

    「贈り物は受け取った?」

    「見ました。なぜこれを私に?」

    簡瑶が聞くと、贈り物は薄靳言からで、
    彼に魚の礼として買って渡すよう頼まれたと言う。

    「やつは本当に魚が好きなんだ。他意はない」


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    しかし簡瑶が、高価すぎて受け取れないと言うと、

    薄靳言は既に自分の釣竿を持っているし、
    自分は釣りはしないので、返されても無駄になる。

    返したければ薄靳言に返せばいいが、
    彼の性格から言って、ゴミになるだけだと答える。

    「賭けてもいいが、明日の朝には、やつの家の外の
     ゴミ箱で、可哀想な釣竿を見ることになるよ」

    傅子遇の言葉を聞いて、簡瑶は、わかりました、
    受け取ることにしますと伝え、礼を言って電話を切った。


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    簡瑶の母親は、今度はひとりで魚市場へとやってきた。

    魚を買いに来たといい、小金は?と聞くと、
    例の別荘へ魚を配達に行ったという。


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    店主は、今日は真名鰹が特別新鮮だとすすめ、
    簡瑶の母親は、いつも悪いわね、と笑った。







    別荘の外の階段を、薄靳言と傅子遇が並んで降りていた。

    「準備はすべて整っているか?」

    「君は絶対に満足する」

    「自信満々だな」
    「私の好みはうるさいぞ」

    「俺のプロ根性を見くびってもらっちゃ困る」


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    建物の横から、ふたりは車庫に入った。

    傅子遇が、奥のシルバーの車を指して、
    その機能を滔々と説明し始める。

    V6 12シリンダー TFSIターボ、750馬力、
    100kmまで加速するのに要する時間は4.6秒。
    クアトロ四駆、etc。


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    完全防弾で、全世界でただ一台しかない車だと。

    銀色に光る車体をじっと見つめていた薄靳言は、短くつぶやいた。

    「セクシーだ」


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    ちちち、と傅子遇が舌打ちする。

    「もっとセクシーなものがある。乗れよ」

    二人が車に乗ると、傅子遇が説明を続けた。

    「これの名前はアンディだ」
    「呼んでみろ」

    「『アンディ』」

    薄靳言がその名を呼ぶと、車の計器類が起動し、
    ライトとエンジンがついた。

    『こんにちは、簿先生』


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    「高性能AIで、君の命令にだけ服従する」
    「衛星を介した自動運転システムを導入」

    「おまえの要求は、すべて満たされているだろ?」

    気に入ったならもっと嬉しそうな顔をしろと、
    傅子遇が薄靳言をつついたが、
    彼はただ黙ってハンドルを撫でている。







    翌日、簡瑶が薄靳言の別荘を訪れると、
    手に手に棒やスコップなどの得物を持った
    数人の男たちが現れた。

    男のうちの一人は、魚屋の店主、王だった。

    簡瑶が、いったい何ごとなのかと尋ねると
    逆に店主に、君の友達はいったいどうなってるんだ、
    と聞き返される。


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    息子の小金が消えた、
    配達に出かけたまま、行方がわからなく
    なってしまったということだった。

    男のひとりが、王に耳打ちする。

    「だからここはお化け屋敷だって前に言ったろ、
     変人が住んでるって。なのに俺の言うことを
     信じないから」

    男の言葉を聞いた簡瑶が、少々ムッとしながら
    「変人? 変人ってどういう意味ですか」と聞き返す。

    すると男たちは、ここに住んでる人間が
    奇妙なことは、みんなが知っていると口々に主張する。

    「ウィンドブレーカーやらフェイスマスクやら、
     奇妙な格好をして、たった一人で住んでいる」

    「みんなあいつは頭がおかしいって言ってるよ」

    「小金はきっとあいつに誘拐されたんだ」

    そして、子供はここで消えたに違いない、
    あいつを引きずり出して調べようと騒ぎ立て、
    簡瑶が慌てて彼らを制止した。

    何が起こっているかもはっきりしないのに、
    こんな風に押し入ることはできない、
    まず警察は呼んだのかと尋ねる。

    店主がまだだと答えると、
    簡瑶は携帯を取り出し、警察に電話をかけた。

    電話を受けた李熏然は、自分が行くまで中へ入るなと指示し、
    部下をひとり連れて慌てて警察署を後にした。


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    簡瑶は、薄靳言にも電話するが、ただ
    男たちに帰るよう伝えてくれと言われる。


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    簡瑶は、彼らは本当に重要な話があるみたいだと話し、
    下へ来て、彼らに説明してやってくれないかと頼む。

    「私に会いたいという人間全員の希望を叶えていたら
     今頃私はうんざりしすぎて死んでいるだろう」

    そう言って電話を切ろうとした薄靳言に、
    もし彼らに会いたくないなら、自分で彼らに伝えて
    ほしい、私は伝言はしないと答え、
    そして既に警察を呼んだと告げる。

    今、彼らのことを無視出来たとしても、警察が
    来たら、どのみち直面しなければならなくなると。

    電話を終えて振り返った簡瑶に、店主が聞いた。

    彼はなんと言ったんだ?と。

    「彼は、、あなたたちが見つけたいものは
     一階の部屋にあると言ったわ」


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    「そしてその部屋の鍵は、キッチンにあると」

    男たちは、いったいどういうことかとざわめき、
    中へ入ろう!と詰め寄る。

    簡瑶が鍵を開け、キッチンで鍵を取った一行は、
    おそるおそる家の中を進む。

    開かずの間のドアを開け、男たちは
    小金の名を呼びながら中に踏み込んだ。

    しかし一行が中で見たものは、失踪した少年の
    姿ではなく、人骨の標本や、グロテスクな
    ホルマリン漬けの人体の解剖見本だった。


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    それを目にした男たちは恐慌に陥り、
    口々に、人殺し!人殺しだ!と叫ぶと
    泡を食って逃げ出していく。

    そこへちょうど警察が到着する。

    李熏然が、何があったのかと聞くと、
    男たちは支離滅裂に説明する。

    「人殺しだ! 切断された身体が……!」

    慌てて家の中へと駆け込んだ李熏然は、
    標本がずらりと並んだ部屋で、
    茫然としている簡瑶を見つける。

    「これは全部……人体の一部だな」


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    すると簡瑶が、私の翻訳のほとんどは、
    人体の身体のパーツに関するものだった、
    彼が観察していたのは、これだったのねと呟く。

    標本の瓶にはそれぞれ、サンプルナンバー、部位名、
    性別、年齢、死因、死亡日時や場所などが記されている。

    「彼はたぶん、これを大学か
     どこかから借りているんだわ」

    「しかしこれは、人体の標本だ。個人宅で
     好き勝手に保管されるべきじゃない」

    そして、一番直近の失踪事件がこの山のふもとで
    起きていること、小金は、ここに魚を配達した後に
    失踪したことを挙げ、加えてこれでは、
    疑わしい点が多すぎると言った。

    とても偶然とは思えないから、
    簿氏に問いただす必要があるという。

    そこへ、2階へ行っていた部下が降りてきて、
    上には鍵のかかったドアがあると報告する。


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    李熏然に無言で促され、簡瑶が電話をかける。







    薄靳言は、2階でパソコンを見ていた。

    ディスプレイには、失踪した少年、
    付明義の写真があった。


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    そこへ簡瑶から電話が入り、彼女に
    警察が来ていて、あなたと話したいと言っている、
    話すだけだから降りてきてほしいと頼まれるが、
    薄靳言は、忙しいと断る。

    簡瑶の表情から、薄靳言の返答を知った李熏然は
    無言で2階に上がろうとするが、先に令状を
    取らないとまずいと、部下に止められる。

    その時、李熏然に、父である局長から電話が入り、
    彼自らここへ向かっていることを知る。







    局長が到着すると、玄関前で座り込んでいる
    男たちを見て、李熏然に、彼らのために
    子供を見つけようとしてここにいるのかと聞く。

    李熏然が頷き、ここから通報があったのでと
    答えると、局長は、通報があったのは知っているが、
    お前は間違えている、彼は容疑者ではありえないという。

    怪訝な顔で説明を求めようとした李熏然に、
    局長は、後で話そうと告げる。

    その時、簡瑶が局長に、李おじさん、と話しかけた。

    簡瑶に気付いた局長は、驚いて笑顔を浮かべ、
    なぜ君がここにいるんだ?と問う。


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    「話すと長いんです。
     おじさんこそどうしてここに?」

    局長は、それも話すと長いと答え、上層部の
    人間に聞いて、薄靳言がここに住んでいる
    ことを知ったと話す。

    そして、彼の電話番号を知っているかと尋ね、
    簡瑶がうなずくと、かけてくれと頼む。

    簡瑶が薄靳言に電話をかけると、不機嫌そうな声が返ってくる。

    「今忙しいと言ったはずだ。なぜかけてきた?」

    「薄靳言、市局局長があなたに会いたいと言っているの」

    会わない、と彼が答えると、局長が
    私に彼と話させてくれと言って携帯を受け取る。

    「どうも。私だ。以前お会いしたことがある」

    話しながら、局長が少し離れた場所へ行くと、
    李熏然が、簿教授とはいったい何者なのかと
    尋ねるが、簡瑶も答えられない。


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    やがて電話を終えて戻ってきた局長が、簡瑶に
    彼とはいったいどういう関係なのかと尋ねた。

    簡瑶が、彼の翻訳をしていると答えると、
    局長は破顔し、君は本当に私の誇りだ、と笑う。

    「薄靳言、彼は、米国メリーランド大学において
     最年少で博士号を取得した」


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    「卒業後、彼は大学に残ってほしいとの誘いを断り、
     中国公安大学の犯罪心理学の準教授となった」

    「彼はこの小さな街に静養に来ているんだ」

    そういうと、局長は家の中に入っていった。
    李熏然もその後を追いかける。







    簡瑶が自室にいると、妹が1冊の本を持ってきた。

    何なの?と尋ねると、薄靳言のサインを
    もらってきてくれという。

    簡瑶は、数日前は彼を怪しい人呼ばわりしておいて、
    今度はサインが欲しいなんて、変わり身が
    早すぎると呆れるが、妹は、あの時は、ファンじゃ
    なかったんだものと悪びれない。


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    犯罪者心理を扱ったドラマはたくさん見たけど、
    すぐ近くに本物がいるなんて信じられないし、
    このチャンスを逃すなんてできない。

    お願いだから、サインをもらってきてと
    ねだる妹に、簡瑶は、それはできないと断る。

    「どうしてよ?」

    「私がもし彼にサインをお願いしたら、
     彼がなんていうかわかる?」

    「何て言うの?」

    簡瑶は、彼のそっけない口調を真似して言った。

    「もし私が、サインを欲しいという
     みなの希望を叶えていたら、
     私の腕は既に存在していないだろう」

    妹が、顔をしかめる。

    「どういう意味?」

    「サインしすぎて壊れちゃうってことよ」

    簡萱は、目を丸くした後、笑顔になり、
    本当にかっこいい!とうっとりする。


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    簡瑶が、面倒の間違いでしょ、と返すと

    「素敵だもん!」

    「面倒よ」

    そこへ、李熏然からメールが入った。

    時間があれば、職場まで来てほしいとのこと。







    簡瑶が警察署に着くと、李熏然は、
    さあ座って、喉乾いてないか、水をどうぞと、
    下にも置かぬもてなしぶりで迎えた。

    そして簡瑶の周りを歩き回り、
    まじまじと彼女を見つめる。

    簡瑶が、記憶喪失にでもなったのかと揶揄すると
    席には座ったものの、相変わらずじっと彼女を眺めている。

    いったいなんなの?と簡瑶が尋ねると、
    彼は椅子ごと簡瑶に近づき、
    低い声で意外なことを口にした。

    「薄靳言は、君を口説いているのか?」


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    驚いた簡瑶は、呆れて問い返す。

    「頭大丈夫? 何を考えてるのよ」

    「君は確かに聡明だけど、目を見張る
     ほどというわけじゃない」

    小突こうとした簡瑶の手をかわして、李熏然が続ける。

    「君を口説くのが目的じゃなければ、
     彼は君に何を求めているんだ?」

    「彼は、君に助手になってもらいたいと言ってる」

    「? 助手って何の?」


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    「もちろん、彼が事件を調査するための助手さ」

    思いもかけぬ言葉に、翻訳が必要な英文資料でも
    あるのかと尋ねるが、李熏然は顔をしかめ、

    君に話した例の未成年失踪事件だ、
    田舎の方言はあるかもしれないが、
    英語なんか必要なわけないだろと返す。

    「じゃあなぜ彼は、私に手伝わせる必要があるの?」

    簡瑶がそう尋ねると、実は彼女が帰ったあと、
    局長が彼と話しに行って、ある結論を得たと言う。

    簿教授は、専門家として失踪事件に協力してくれる
    ことになったが、それにはひとつ条件があり、
    それは彼女が助手を務めるということだった。

    「俺が務めると言ったんだが、彼が何て言ったか当ててみろよ」

    「何て言ったの?」

    李熏然は、おもむろに咳払いすると、
    彼の口調を真似て答えた。


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    「『申し出には感謝する』」

    「『だが私はあなたを知らない。だから興味はない』」

    簡瑶は噴きだした。

    そして、まさしく彼が言いそうなことだと笑うが、
    しかし、警官でもない自分がなぜ必要なのか、
    やっぱりわからないと呟く。

    李熏然は、なぜ彼が君を要求したのか、
    聞いてみてくれと言った。

    「局長としては、原則として、一般市民が調査に
     関わることには賛成しかねるようだが、
     しかし簿教授は、公安大学の準教授だ」

    「彼の身分は学者であり、彼が助手を必要とするか
     否かは、彼の側の事情だ」

    「だから、引き受けるかどうかは、君次第ということになる」

    行って彼に聞いてみると立ちあがった簡瑶を、
    今日はもう遅いから、明日にしろよと李熏然が止める。

    腕を掴まれた簡瑶が、何よ、と振り返ると、
    李熏然は言いにくそうに口を開いた。

    「もし君が簿教授の助手になるなら、
     ひとつ約束してほしいんだ」


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    「何を?」

    「……彼から、こっそり学びたいんだ」

    「こっそり学ぶって、何を?」

    「彼が話すことすべて、彼の事件に対する
     理論、視点、分析、その思想の精髄にいたるまで
     全部覚えて、俺に教えてくれ」

    これは権利侵害ということではなく、
    君が知り得ることなら、俺も知り得ると。

    しかし簡瑶は、ちょっと待ってよ、そもそも
    まだ助手になるとは言ってないわと返す。

    李熏然はにんまり笑うと言った。

    「君はきっと引き受ける」

    簡瑶は顔をしかめて立ち去った。







    家に帰ると、簡瑶は姿の見えない妹に大声で話しかけた。

    「萱萱! 今日、李熏然が私に何て言ったかわかる?」


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    「あなたのアイドルが、私に助手になってほしいと
     言ってるって言ったのよ」

    「それを聞いた時、雷に打たれたみたいな気分だったわ」

    携帯を取り出し、薄靳言に電話をかけたところ、
    なぜかごく近くから着信音が聞こえる。

    驚いて顔をあげたところへ、妹が帰って来た。

    どこへ行ってたのかと尋ねると、逆に
    私のアイドルはどこ?と尋ね返される。

    「あなたのアイドル?」

    「いないの? もう帰っちゃった?」

    簡萱は、彼、書斎にいるの、と指を指した。


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    簡瑶は驚き、いったいどういうことかと
    声をひそめて尋ねる。

    「お姉ちゃんがいない時、
     彼はお姉ちゃんに会いに来たのよ」

    そして、彼が書斎で簡瑶を待っている間に、
    彼に食べ物を買いに行っていたのだと説明する。

    どれがいいかなとお菓子を選ぶ妹の横で、
    簡瑶は頭をかいた。

    「あの人、すっごいイケメンだね!」
    「どこの誰が、彼を骸骨男だなんて言ったの?」

    はしゃぐ妹に、黙ってと手でしめし、
    簡瑶は部屋の様子をうかがう。

    部屋に入ると、彼は本棚に向かって1冊の本を手にしていた。

    そして、振り返りもせずに尋ねる。

    「雷に打たれるというのは、どんな気分なんだ?」


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    簡瑶が薄靳言に、どうしてうちにいるのかと聞くと、
    もちろん、君の乏しいバックグラウンドを
    考察するためだと答える。

    そして、おもむろに椅子に座ると、滔々と語りだした。

    「家族関係良好な大学生、夏と冬の休暇のみ帰省する」

    「しかしその時ですら家で休もうとはせず、代わりに
     古びた山荘での短期のアルバイトを入れた」

    「君は本当に、見かけほど明るい人間なのかな?」


    love_me_if_you_dare_02_01_036.jpg


    簡瑶が黙っていると、薄靳言は続ける。

    幼いころに、父親を亡くしたとはいえ、
    他の家族は愛情深く、彼女自身、偏ってもいない、
    意思薄弱なわけでもない。

    幼いころ、もっと大きな困難に
    出会ったことはあるかと尋ねたものの、

    しかし、この新しい発見に比べれば、
    そんなことはなんでもないと、
    手にした小説を示して見せる。

    君はこんな、非論理的で非科学的な小説を
    読んでいる上に、大量の書きこみまでしている、と指摘。

    「それは恋愛小説よ。どんな論理が必要だと言うの」

    薄靳言は本を開くと、書き込みを読みあげた。

    『この感情がどこから来るかわからない
     でも、それを取り除けそうもない』

    『ありのままの私を愛してくれる人がいたらいいのに』

    簡瑶は、薄靳言の手から本を取りあげ、
    私の本を勝手に読んでいいなんて誰が言ったのと呟く。


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    薄靳言は、外にいたお嬢さんが、ここにある本は
    どれでも読んでいいと言ったと答える。

    簡瑶が、なぜ助手になってほしいと言ったのか
    尋ねると、薄靳言は短く答えた。

    「むろん、君でなくては」


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    簡瑶が重ねて、たとえばと尋ねると
    薄靳言はいくつかの理由を述べた。

    「たとえば、仕事をする時、私は邪魔をされるのを
     好まない。ゆえに、無意味で煩わしい雑用を
     こなしてくれる人間を必要とする」

    「たとえば、君は私がこの街で知っている唯一の人間だ」

    「それから、君は釣りが上手い」

    それを聞いて、少し考えさせて下さいと答えた
    簡瑶に、薄靳言が付け加える。

    自分は最も凶悪で、悪質な犯罪者だけを追っていること。
    そして、彼らを捕まえられるのも自分だけであること。

    この失踪事件については、解決まで最長でも
    1週間以上はかからないだろうことと、
    それがすなわち簡瑶の雇用期間となるであろうこと。

    そして、もし私が君なら、そんな無意味な
    質問などせず、明日の朝8時に別荘へ急ぐがと
    告げて、部屋を出ていった。


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    翌朝8時、簡瑶は、別荘へやってきた。

    扉をノックし、書斎へ入ると、ホワイトボードに
    事件の詳細がびっしりと書き込まれている。

    「駅」「目撃者なし」……

    そしてなぜか、その片隅に、カメの絵を見つける。

    (彼はカメの絵を描くのが好きなの?)

    簡瑶は、ボードに書かれたキーワードを
    李熏然にメールする。


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    音がして振り返ると、奥の部屋から
    バスローブ姿の薄靳言が入ってきた。

    彼は簡瑶には気付いていないかのように
    何も言わず、ふらふらと夢遊病者のように
    部屋を出て行き、キッチンへ入った。

    朝食の用意をして椅子に座るが、
    まだ半分寝たままの様子でふねをこぐ。

    簡瑶が、恐る恐る、昨日の夜は
    遅かったのかと聞くと、

    温めたミルクを飲んでやっと目が覚めた様子の
    薄靳言が、顔を上げた。


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    そして、髪をまとめてお団子にしている
    簡瑶に気付き、髪型を変えたのかと聞く。

    簡瑶が、はにかみながら、助手として
    ふさわしい恰好をしたと答えると、


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    薄靳言は、以前ほど眼に楽しくないから、
    元に戻した方がいいと言う。

    そして新人助手に、2階の資料をまとめて、
    外の車で自分を待つよう指示する。

    簡瑶は頷くと2階へとあがって行った。


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    階段を上がりながら、彼女がまとめた髪を
    外すのを見て、薄靳言は片頬で笑った。


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    簡瑶が、車の扉を開けようとしたが、
    扉はロックされていた。

    そこへスーツに着替えた薄靳言がやってくる。

    「アンディ、開けろ」

    話しかけると、ドアが開く。

    ふたりが車に乗り込む様子を、遠くから
    カメラで撮影している人物がいた。


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    車が走り出すと、アンディが口を開いた。

    『こちらの美しいレディは、あなたの恋人ですか?』


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    「彼女は私の新しい助手、簡瑶だ」

    『簡瑶さん、こんにちは、私はアンディです』

    『お仕え出来て光栄です』

    『身長から言って、あなたの体重は、
     少し軽すぎるようです』

    『もっと栄養をお取りになり、合理的な食事を……』

    「アンディ、しゃべり過ぎだ」

    うんざりしたように薄靳言がそう言うと、ぴたりと声が止む。

    「傅子遇が作ったんだ。やつにそっくりで口うるさい」

    「すごいわ」

    「小さい頃見ていた、アメリカのドラマみたい」
    「何て言うドラマだったかしら……」

    すると、カーステレオから、
    ドラマのサントラが流れ出す。

    そうそう、これこれと簡瑶が笑顔になる。


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    「アンディ」

    薄靳言が低く名を呼ぶと、音はぴたりと止んだ。







    「つまり、犯人は一人で、地元の人間だと?」


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    助手席で資料を見ながら、簡瑶が眉をひそめる。

    「でも警察は、人身売買組織のしわざじゃないかと
     疑っているわ」

    薄靳言は、運転しながら淡々と答える。

    「案件は七件、被害者は類似、犯行方法も類似。
     事件が起こる間隔も一定」

    「彼の水準はきわめて安定していて、ミスがなく、
     強烈な個性も持っている。単独犯しかありえない」

    簡瑶が、彼の言葉を李熏然にメールしていると、
    薄靳言は、恋人に報告しているのかと尋ねる。

    簡瑶は、彼は恋人ではないと否定してから、
    ふと報告されるのはいやかと聞いたが、
    薄靳言の答えは簡潔だった。

    「そんな無意味なことをなぜ気にする必要がある?」







    ふたりは一軒の家にやってきた。
    最初の被害者、付明義の自宅だった。

    彼の母親に、彼の失踪事件を調査していると説明し、
    彼の部屋を見せてくれと頼む。


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    薄靳言が付明義の部屋を見ていると、
    母親に話を聞いた簡瑶が戻ってきて、
    警察の調査報告と大差ないと報告した。

    付明義は、失踪した日の夜明けに家を出て、
    潼市には朝8時に着いた。

    彼は15歳、中学3年生になったばかりで、
    補習を受けるため、潼市の叔母の家に
    半月ほど滞在するために行った。

    でも、数時間経っても彼が来なかったので、
    叔母は彼の自宅に電話して、
    彼が失踪したことがわかったと。

    そして、薄靳言に、何か発見はあったかと聞くと、
    彼は、君の頭は飾りかと揶揄する。

    「付明義に関するすべての情報がほしい」

    彼が行った場所、彼が残した手掛かり、
    それらはすべて、この家に隠されているはずだと。


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    部屋を見回した簡瑶は、いくつかは見つけたけれど、
    あまり役には立たないかもしれないと言った。

    「言ってみてくれ」

    薄靳言に促され、簡瑶が気付いた点を列挙する。

    付明義の成績は平均、時々、落第点を取ることも。

    しかし友達との関係は非常にいい。

    ゲームが好きで、いつもインターネット
    カフェや、ゲームセンターをうろついていた。

    叔母の家に行った日、彼は卵が入った籠を持って行った。

    「待った」

    そこで薄靳言が、ストップをかけた。


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    簡瑶に、なぜそれがわかったかと聞くと、彼女は
    庭に養鶏棚があるのを見たからだと答える。

    子供が、親戚の家に半月お世話になるのなら、
    きっと何か手土産を持たせたはずだと思い、
    母親に確かめたところ、確かに彼は手土産を
    持って行ったとのことだった。

    さらに、以前にも、彼は叔母の家に、
    しばしば卵を持って行っていたと。

    「でもこれはたぶん、あまり役には立たないかと」

    そして、その他のことは、あまり分かりませんでしたと
    肩を落とす。

    しかし薄靳言は、ゆっくり首を振ったかと思うと、
    感極まったように簡瑶を見つめる。


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    そして突然腕を伸ばして、彼女を抱きしめた。


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    簡瑶が驚いて固まっていると、
    彼はすぐに身体を離し、尋ねた。

    「どうやって思いついたんだ?」
    「叔母に卵を持って行ったことをだ」

    君は本当に天才だと呟く薄靳言に、簡瑶は
    戸惑いながら、人付き合いの基本ですと答える。

    「傅子遇は、君は聡明さと礼節を兼ね備え
     私の欠点を補ってくれると言っていたが」

    「彼が言ったことは本当に正しかったようだ」

    薄靳言は、携帯を取り出すと地図を表示し、
    ここが彼が失踪した場所だと示した。

    「どうしてここだと?」

    驚き、そして怪訝そうに聞いた簡瑶に、薄靳言は、
    どこへ行くにも不便な、卵が入った籠を抱えた少年が、
    そのままインターネットカフェに行くと思うかと聞いた。

    そして、そんな少年を見たことがあるかと。

    薄靳言の言葉に、簡瑶が考え込む。

    「彼はゲームで遊ぶのが好きだ。ただし、十分な金を持っていない」

    「なぜ彼は、まっすぐ叔母の家に行かなかったか?」

    「最も大きな可能性は、あの日、失踪するまでの間に、
     彼はこっそり卵を売ったんだ」


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    「彼はしばしば叔母に卵を運んでいた」

    「一度や二度、売ったとしても、ばれはしないだろう」

    「さらにインターネットカフェは、市場のそばにあり、
     彼の叔母の家からも遠くない」

    「でも、もし彼が失踪した場所がわかったとしても
     それが何の役に立つんですか?」

    簡瑶の問いに、薄靳言はただ笑みを返した。







    車の中で、簡瑶は薄靳言の言葉を書き留めていた。


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    「25歳から30歳」
    「地元の人間で、痩せ形、外見は普通」

    「市場から3km以内に1人で暮らしている」
    「職場もその付近」

    「車は持っていない」
    「コミュニケーション能力・言語能力が高い」

    「よくインターネットカフェやゲームセンターを訪れる」

    書き留めていた簡瑶が、どうしてそんなことが
    分かるのかと尋ねる。

    車内は、オーディオの音がうるさく、簡瑶は
    少し静かにするよう頼むが、音は止まない。

    「アンディ、静かにしろ」

    薄靳言の一言で、ぴたりと止まる。

    なぜ犯人は、最初の被害者が失踪した近くに
    住んでいるのか、なぜ彼は、25歳から30歳なのか。

    簡瑶の疑問に、薄靳言は、
    ホワイトボードを見なかったのかと尋ねる。

    理由は全部、そこにあると。

    簡瑶の脳裏に、ホワイトボードに書いてあった
    言葉が浮かぶ。

    「駅」「目撃者なし」「農場市場」「城東市場」


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    不意に薄靳言が口を開いた。

    「すぐに農場市場の東側の森の捜索を始めるよう、
     警察に伝えろ」

    「発見したら、即、私に報告するように」

    簡瑶が眉をひそめる。

    「何を発見するというの?」


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    薄靳言は、簡瑶をちらりと一瞥して答えた。

    「君にはもうわかっているはずだ」

    「まさか……子供たちはみな殺されているというの?」

    「単独犯だとしても、まだ人身売買の可能性だって」
    「どうして連続殺人だとわかるんですか」

    「なぜなら、私は彼らを理解しているからだ」

    「親愛なる助手のお嬢さん」

    「最初に言わなかったか?」
    「私はもっとも残忍で、極悪非道な犯罪者しか捕まえないと」

    「人身売買など、時勢に合わない」
    「連続殺人犯が私の獲物だ」


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    薄靳言の別荘周辺を撮影した写真がずらりと
    貼られたボードに、男が新たな一枚を加える。


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    第3話に続く










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